うたの時計塔
 昭和51年、清水かつらにゆかりの方々、地元の成増や和光市の皆さん、成増商店街の皆さんのご協力を得て建立されました。当初は、駅前に噴水があり、その横に建っていましたが、南口の再開発により平成3年に建て替えられました。
 
 案内板には、次のように記されています。(抜粋)
 「清水かつら」氏は、明治31年東京に生まれ、生涯の大半をこの時計塔よりほど近い和光市白子で過ごされました。少年時代の心境を託した「叱られて」や「あした」のように父母を慕い父母の愛を求めた作品が多い一方、成増から白子へかけての田園風景、白子川、もっとも好んで行ったという吹上観音、そこから生まれた「靴が鳴る」、「雀の学校」、「みどりのそよ風」は、日本中の少年少女に愛唱されてきました。
 私達は、地元の生んだ童謡詩人の業績をたたえ、この噴水広場を訪れる皆さんに紹介する意味で、氏の25回忌にあたり、大勢の方々よりご協力、ご援助を得て、ここに「うたの時計塔」を建立しました。
 うたの時計塔から流れるメロディと時間は次の通りです。
 午前8時  みどりのそよ風 午後2時 あした
 午前10時 靴が鳴る  午後4時 叱られて
 午前12時 雀の学校 午後6時 浜千鳥
 この時計塔を通して、より多くの皆さんが童謡に、音楽に親しみと愛着を持って、成増が「うたの町」として生まれ変わるよう祈ってやみません。
                    うたの子会
  昭和51年8月8日 


交通 板橋区成増2丁目
    東武東上線成増駅南口 
    徒歩0分 
「うたの時計塔」
「うたの時計塔」案内文