吉祥寺
 かつらの墓は、駒込の吉祥寺にある。この寺は江戸城内に太田道灌が建立した寺であったが、秘密保持のため深川に移った。しかし、水害のため神田駿河台に移転し、明暦3年(1657年)の振袖火事のあと、現在地に移っている。中央線の吉祥寺はこの寺の分家地であった。
 お七吉三比翼塚や榎本武揚、二宮尊徳の墓のあることでも知られている。
 墓地には河村光陽の「かもめの水兵さん」の碑がある。童謡の仲間に囲まれ、かつらは安らかに眠れることであろう。

 かつらの墓の前には、「清水かつらここに眠る」と記された石碑があり、裏面には主な作詩として「叱られて」「靴が鳴る」「緑のそよ風」「雀の学校」「文福茶釜」の刻印が有る。
 墓石に刻まれたかつらの戒名は、「天真院桂堂大仙居士」

交通 文京区本駒込3-19-17
    地下鉄南北線本駒込駅 
    徒歩5分
吉祥寺
かつら墓
諏訪山栴檀林吉祥寺